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総面積1万2900平方キロ。9つの区、1つの県レベルの市、3つの県に分けられる遼寧省の省都・沈陽市は、東北三省のなかで最大の都市です。市内には漢民族が住み、人口は680万人に達します。少数民族の中には、満州族、回族、朝鮮族、シボ族、モンゴル族など人口1万人を超えている民族もいます。
沈陽の気候は温帯モンスーン型大陸性気候に属し、冬季は寒く乾燥し、北風が多く吹きます。夏季は高温多雨で南風と西風が多く吹きます。もっとも寒い1月の平均気温が零下12.8℃、もっとも暑い7月の平均気温が24.8℃で、年間平均気温が7.8℃となっています。年間降雨量は約760ミリです。6−8月の降雨量は年間の50%以上を占めます。
沈陽は、漢代は『候城』、渤海国時代や遼代は『沈州』と呼ばれました。そしてその政治、経済、交通などの重要性が注目され始めるのは、モンゴル族国家である元(1271−1368)が中国全土を統一し、廃墟となっていた地に城郭を造ってからです。
1296年には『沈水(渾河)』の北に位置するため、名を『沈陽路』と改めました。その名の由来は水の北側は『陽』、水の南側は『陰』とする風水の考えによります。『沈陽』の名はここから始まります。清朝建国の祖ヌルハチ(1559−1626)が、清朝の前身である後金の都を沈陽に移すと、沈陽の名はあまねく世に知られるようになりました。
また、1932年から1945年の旧満州国時代に沈陽が『奉天』と呼ばれていたことはよく知られています。市街地では『沈陽駅(旧奉天駅)』や『遼寧賓館(旧大和ホテル)』など、旧満州国時代の遺構を今でも見ることができます。
中華人民共和国建国後は、重工業都市として発展を遂げ、現在では日本への直行便も飛ぶようになっています。
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